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 頚椎症、頚椎椎間板ヘルニアの手術療法


頚椎症や頚椎椎間板ヘルニアの治療として行われる手術の方法は多様ですが、ここでは私が、頚椎症、頚椎椎間板ヘルニアの手術でもっとも多く行っている、頚椎前方除圧固定術について説明します。
頚椎前方除圧固定術の前方とは、体の前方で、のどのほうからということになります。
一般に、手術というとメスで切るイメージが強いのですが、前方からの場合、あまり使用しません。皮膚は少し切らなければいけませんが、しわの方向にあわせて、後で目立たないようにします。その先は筋肉などの境目を指などで押し広げて骨までたどり着きます。

頚椎症や頚椎椎間板ヘルニアの場合、神経を圧迫している部分が、脊髄や神経根よりも前の方にあるため、前方から入っていくことで、原因となっている部分を直接取り除くことができます。これを除圧と言います。比較的早い時期に原因となっている部分を取り除くと、はっきりと症状の改善が見られるので、医師のあいだでは、切れ味のよい手術と言われます。一大決心をして、手術を受けられる患者さんにとっても、重要なことだと思います。

この手術のめんどうなところは、操作する部分が狭くて深いところです。そこで手術用顕微鏡を使用しています。顕微鏡ですから、操作している部分を大きく拡大できます。また顕微鏡の先端から明かりをともしますので影になるところがほとんどありません。なにより、二人の医師が向かい合って狭い範囲を見ることができます。顕微鏡がなければ、頭と頭がぶつかって、同時に術野を見ることが困難です。
神経根のあたりを除圧する場合、血液がにじみ出やすく、除圧の作業と血液の吸引を二人で分担できるのはとても便利です。

除圧の際に、椎間板はかなりとってしまいますので、上下の骨の接続はゆるい状態になります。上下の骨を動かなくすることを固定術といいます。固定術にもいろいろありますが、長所と短所をいろいろと検討した結果、現在はチタン製でネジ状のケージというものを使用しています。主な特徴としては、固定力が強く、比較的早期に通常の生活に復帰できることと、体のほかの部分から骨を採取したりする必要がないことです。

手術や麻酔の技術は年々進んでいますが、まったく手術をせずに圧迫因子を取り除くような夢の治療法はしばらく登場しないと思いますので、複数の病院で手術を勧められた場合などは、冷静に検討されることをお勧めします。



■ 首の断面 ■


■ 顕微鏡手術 ■


■ 除圧と固定 ■


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